夜が一番長い日
2017年(平成29年)12月22日は冬至です。夜の時間が一番長い日です。しかしながら、日の出の時刻が一番遅い日ではありません。日の入りの時刻が一番遅い日でもありません。なぜ? 理科の苦手な方は読み飛ばしてください。理科が好きで知っているよという方は間違いがありましたらご指摘ください。
このズレは「均時差」によるものです。均時差とは、天球上を一様な速さで動くと考えた平均太陽と、実際の太陽との歩みの差です。この差は2つの理由から発生します。ひとつは、地球が太陽の周りを楕円形で公転していること。もうひとつは、地軸の傾き(23.4度)があることです。これ以上の解説は文字数の都合も三角関数もありますので省略します(←実は説明できるほどよくわかっていない)。
神戸の冬至の日は、日の出7:03~日の入り16:53で昼の時間は9時間50分。日の入りが一番早い12月5日は日の出6:51~日の入り16:48で昼の時間は9時間57分。日の出が一番遅い1月7日は日の出7:07~日の入り17:04で昼の時間は9時間57分。ちなみに夏至の日の昼の時間は14時間30分です。
寒い夜が続きますがイルミネーションばかりではなく夜空も見上げてみましょう。運が良ければ国際宇宙ステーション(ISS)が流れ星のように見えるかも・・・(国際宇宙ステーションがいつ見られるかは検索できます)。
寺崎
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